NZ航空が機内安全ビデオの新作、ヒップホップで多様性アピール
(CNN) ニュージーランド航空が5日、新しい機内安全ビデオを公開した。総勢600人が出演し、ラップに乗せてニュージーランドの多様性をアピールしている。
同航空の機内安全ビデオはこれで18本目。今回は初めて音楽ビデオ風に制作し、オークランド、ウェリントン、ダニディンなど国内各地でロケを行って大作に仕上げた。
主演はトランスジェンダーのヒップホップ歌手ランダ(メイナード・ラーキン)と、「デッドプール2」などに出演した俳優のジュリアン・デニソン。音楽とダンスに合わせて楽しみながら、機内禁煙やシートベルト装着、酸素マスクの使い方などを案内する。
ラップ調の歌詞には「It’s Kiwi Safety」のフレーズに加えて、「非常事態はあり得ないだろうけど、もしそうなったら落ち着いて、クールなままでいよう」という一節もある。
同航空は新作ビデオについて、「ニュージーランド人であることに誇りを持ってもらえると思う。同時にキーウィのユニークな文化を世界に知ってもらうこともできる」とコメントしている。
このビデオは機内安全対策と同時に、多様性を誇りとするニュージーランドの観光キャンペーンの一環といえそうだ。