カナダに世界最大の「雪の迷路」 ギネスが認定
(CNN) カナダ・マニトバ州に雪でつくった世界最大規模の迷路が出現し、このほどギネス記録として正式に認定された。
マニトバ州セントアドルフに住むクリント・マッセさんが昨年12月から6週間かけ、トラック150台分の雪を使って完成させた。
12人の作業員を雇い、トラックやスノーマシン、発電機と燃料をそろえるのに5万7000カナダドル(約480万円)の費用がかかった。
ギネスの認定証と写真に収まるクリント・マッセさん/Courtesy Clint Masse
これまでは、隣接するオンタリオ州のフォート・ウィリアム歴史公園につくられた1696平方メートルの雪の迷路が、現存する中で世界一の規模とされていた。
マッセさんは過去21年間、自分のトウモロコシ畑で巨大迷路をつくってきた。その経験を生かし、当初の計画とほぼ同じ2789.114平方メートルの迷路を完成させた。
迷路の3Dデザイン図/Courtesy Clint Masse
天然の雪よりも固めやすい人工雪を使って高さ約2メートル、厚さ約60センチの壁を建てた。「車で通り抜けようとしたら、壁より先に車が壊れる」ほどの丈夫さだという。
ゴールまでの所要時間はスキルと運によるが、およそ30分ほど。先週末には約1000人が訪れた。
迷路を楽しむ人々/Courtesy Clint Masse
ギネス申請の手続きは先月10日から始めていた。認定される自信はあったが、正式な知らせが来るまでの時間は長かった。
昨秋は不作で収入が少なかっただけに、ギネスからの認定通知は「家族にとってもマニトバにとってもうれしい瞬間だった」と、マッセさんは声を弾ませた。
/Courtesy Ian Krahn