旅客機がドローンとニアミス、回避行動強いられる 英ガトウィック空港

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英ロンドンのガトウィック空港上空で旅客機がドローンとニアミス/Jack Taylor/Getty Images

英ロンドンのガトウィック空港上空で旅客機がドローンとニアミス/Jack Taylor/Getty Images

ロンドン(CNN) 英ロンドンのガトウィック空港上空で、着陸態勢に入っていた旅客機が前方のドローンに気付いて回避行動を強いられていたことが、英航空当局のニアミス報告書で明らかになった。

ニアミスは今年4月に発生し、エアバスA320型機(定員186人)が巻き込まれた。

英異常接近調査委員会(UKAB)が公表した報告書によると、操縦士は前方に黒っぽいドローンが見えたため、機体を右側に5~8度傾ける回避行動を取ったと報告している。

UKABは、このニアミスに伴うリスクを最大に分類した。

ガトウィック空港では昨年12月、ドローンの目撃情報が相次いだために旅客機の運航が停止され、大勢の乗客が足止めされる騒ぎが起きていた。

ドローンを空港の上空400フィート(約120メートル)を超える高度または空港から1キロ以内の場所で飛ばすことは禁止されている。UKABによれば、ニアミスを起こしたドローンはこの規定に違反していた。

報告書では問題のドローンについて、「その場所にいたもう一方の航空機を危険にさらした」との見方を示し、「安全性は減退したが、回避行動を取ることはできた」と指摘している。

UKABの直近の月例報告書によると、ドローンの目撃はこのニアミスを含めて10回報告されており、うち5回はヒースロー空港周辺で起きていた。ほかにも未確認飛行物体が4回目撃され、計14回のうち4回について最大のリスクがあったと分析している。

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