ブリティッシュ・エアウェイズ、冬期フライト1万便削減へ

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ブリティッシュ・エアウェイズの航空機=7月19日、英ロンドンのヒースロー空港/Jonathan Brady/PA Images/Getty Images

ブリティッシュ・エアウェイズの航空機=7月19日、英ロンドンのヒースロー空港/Jonathan Brady/PA Images/Getty Images

(CNN) 英航空大手のブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、空港の乗客数制限と秋から冬にかけての需要の減少を理由に、冬期運航スケジュールから多くのフライトを削減する計画であることを明らかにした。

同社によると、来年3月末までの冬期スケジュールの提供座席数を8%削減し、およそ1万便(約5000往復便)に影響が及ぶという。

今回の発表は、現在ロンドンのヒースロー空港で実施されている1日の乗客数を10万人とする制限の延長に続くものだ。

同空港は今夏のピーク時のスタッフ不足、長蛇の列、フライトの遅延、荷物の紛失などの対応に苦慮し、7月に乗客数制限を導入せざるを得なくなった。

英国最大の空港であるヒースロー空港での乗客数制限の延長は、10月下旬までのBAの数百便にも影響する。

「ロンドン・ヒースロー空港から平均して短距離往復12便を毎日キャンセルしなければならないということだ」と航空会社は声明で述べた。10月29日までに計629往復便がキャンセルされることになる。

影響を受ける顧客にはBAか他の航空会社の別の便が提供されると声明にはある。それでも調整がつかなければ、払い戻しという選択肢もある。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による需給のひっ迫に対処するため、今後数カ月の間に運航便数を減らす大手航空会社はBAだけではない。

例えば、米航空大手アメリカン航空は11月だけでスケジュールの16%にあたる3万1000便を削減する。最も大きな削減はシカゴ・オヘア―ダラス・フォートワース路線と、ボストン―フィラデルフィア路線だ。また、来月と10月にも小規模な削減が行われる。

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