エア・インディア、新たなロゴと塗装デザインを発表
(CNN) インドの航空最大手エア・インディアが大規模なブランド刷新の一環として、新たなロゴと機体の塗装デザインを発表した。
エア・インディアは昨年、インドの財閥大手タタ・グループに買収され、エティハド、エミレーツ、シンガポール各航空などに並ぶ国際大手を目指している。
ウィルソン最高経営責任者(CEO)は声明で、「新生エア・インディアは大胆で自信と活気に満ちながらも温かく、豊かな歴史と伝統に根ざしている」と述べた。
ロゴの文字には「エア・インディア・サンズ」と名付けられたオリジナルのフォントを使い、尾翼のデザインはインド仏教の伝統的な模様からヒントを得た。
エア・インディアは最近、欧州エアバスと米ボーイングに計470機を発注したほか、既存の機体についても座席の追加やWiFi(ワイファイ)サービス、機内エンターテインメントの整備などを予定している。
さらに、インドの首都ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港と米ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港に新たなラウンジを開設し、24時間・年中無休の顧客サポートを9カ国で提供すると発表。来年、会員限定の特典提供制度も刷新する。
エア・インディアでは最近、トラブルの報道が相次いでいた。今年初めには機内で男の乗客が女性乗客に放尿した騒ぎへの対応をめぐり、航空規制当局から注意を受けた。