新興の豪ボンザ航空が運航停止 経営難の報道

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ボンザ航空の機体から降りる乗客ら/davidf/iStock Unreleased/Getty Images

ボンザ航空の機体から降りる乗客ら/davidf/iStock Unreleased/Getty Images

(CNN) オーストラリアで昨年1月に就航した格安航空会社、ボンザ航空が突然運航を停止し、多くの利用客が秋休みの旅行先から帰宅できずに立ち往生している。

現地のCNN提携局「9ニュース」は、同航空が深刻な経営難に陥っていると報じた。

ジョーダン最高経営責任者(CEO)は30日の声明で、事業の存続をめぐる話し合いが続いていると述べ、影響を受ける利用客らに謝罪した。

キング交通相は29日の会見で、ボンザ航空の代表者に対し、乗客に選択肢や変更点などの情報を伝え、消費者としての権利を尊重するよう求めたことを明らかにした。

同航空はタスマニア州ロンセストンやクイーンズランド州グラッドストンなど、既存の国内航空網で十分にカバーされていなかった都市への便に特化して、計6機を就航させた。

対象地域の住民には朗報だったが、今となっては運航停止で帰宅できない利用客が続出している。

豪航空最大手のカンタス航空は、ボンザ航空の36路線のうち6路線しか運航していないが、立ち往生した利用客に子会社のジェットスター航空を含む便の空席を無料で提供するとの方針を示した。

ヴァージン・オーストラリア航空もX(旧ツイッター)を通し、最終目的地の最寄り空港まで飛べる無料チケットを提供すると発表した。

インスタグラム上のボンザ航空の投稿は28日で止まったまま。同社のサイトは存続しているが、カレンダーの日付は表示されず、予約が取れない状態になっている。

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