パリの観光名所エッフェル塔、入場料を20%引き上げへ 改修費工面で
(CNN) フランス首都パリの観光名所、エッフェル塔が6月から入場料を20%引き上げることがわかった。改修工事の費用を工面するほか、新型コロナウイルス感染症の流行に伴う経済的損失を補う。
CNN提携局のBFMTVが伝えたところによれば、一番上の展望台へのエレベーターを含む成人1人の入場料は6月17日以降、29.4ユーロ(約5000円)から35.3ユーロ(約6000円)に引き上げられる。同じチケットの入場料は12~14歳が17.7ユーロ、4~11歳が8.9ユーロとなる。
入場料引き上げの理由のひとつは、2020年から22年までの「健康危機」による「大幅な収入減」だという。
運営会社によれば、20年にエッフェル塔を訪問した人の数は160万人未満と前年の約620万人から大きく減少した。21年の入場者数は210万人未満だった。
運営会社によれば、いずれの年も運営費用はエッフェル塔全体の売り上げの約3倍だった。