外国人の生活費ランキング、トップは香港

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外国人駐在員の生活に必要な費用を比べたランキングの2024年版が発表された/Eloi_Omella/E+/Getty Images

外国人駐在員の生活に必要な費用を比べたランキングの2024年版が発表された/Eloi_Omella/E+/Getty Images

(CNN) 世界の各都市で外国人駐在員が生活するのに必要な費用を比べたランキングの2024年版が17日に発表された。1位は3年連続で香港、2位も昨年と同じシンガポールだった。

ランキングは米コンサルティング会社マーサーが毎年発表している。今年は世界226都市の住居費、交通費、食料や衣料、家庭用品費、娯楽費などの200項目を調べた。項目には卵1ダース、オリーブオイル1リットル、エスプレッソコーヒー1杯の価格も含まれる。

香港、シンガポールに続いてチューリヒ(3位)、ジュネーブ(4位)、バーゼル(5位)、ベルン(6位)とスイスの4都市が並んだ。

7位は米ニューヨーク、8位は英首都ロンドン。ロンドンは昨年の17位から急上昇した。

9位にバハマの首都ナッソーが入り、10位は米ロサンゼルスだった。

マーサーによると、上位の都市では住宅市場の高騰や交通費、物価の上昇が特に生活費を押し上げた。またインフレや為替相場の変動も、駐在員の報酬と貯蓄に直接影響を及ぼした。

トップ10の顔ぶれは23年版からあまり変化していないが、11位以下では大きな変動もみられた。

メキシコでは、メキシコ市が昨年から46ランク上がって33位、モンテレイが同40ランクアップの115位になった。

東京は昨年の19位からさらに下がって49位だった。

インフレが続く米国から、トップ20に7都市が入ったことも注目される。

生活費が最も安い都市はパキスタンの首都イスラマバード、ナイジェリアの最大都市ラゴスと首都アブジャ。通貨の下落が影響したとみられる。

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