犬の飼い主に朗報、博物館で無料の預かりサービス イタリア
(CNN) イタリアの首都ローマにある博物館でこのほど、ペットの犬を連れてきた飼い主に対して無料で犬の預かりサービスを提供する試みが行われた。愛するペットを連れずに博物館を訪れるか、それとも犬と一緒に自宅で過ごすのか、愛犬家が長年にわたって直面している難題に解決策が提示されたかもしれない。
ローマでは12日、国立博物館やサンタンジェロ城など4カ所で、無料の犬の預かりサービスの提供がおこなわれた。
この取り組みを進めているのはバウアドバイザー社。同社は800万頭以上の犬がいるイタリアで、飼い主がより簡単に博物館を訪問できるようにすることを目指している。
飼い主はペットシッターに犬を預けてイタリア各地の美術館を訪れることができる/Alberto Pizzoli/AFP/Getty Images
バウアドバイザーによる有料のサービスは通常、イタリア全土の53都市、290カ所の博物館などで提供している。400人いるペットシッターは博物館の外で飼い主と会い、犬を預かって近くの公園などで散歩させる。ペットシッターは飼い主が博物館の鑑賞を終えると、再び合流する。
12日に提供したのは宣伝を目的とした無料版。今後も1年3カ月にわたって、毎月1日だけ、毎回異なるイタリアの都市で実施される。