ビンラディン暗殺作戦の内幕本、4日発売 現場の状況詳細に
それによると、チームがヘリコプターで敷地内に突入してから約15分が経過し、その間に同容疑者が戦闘態勢を整えた可能性が懸念されたものの、殺害時の容疑者は防弾ベストを着けず、2丁の銃も寝室の棚に置いたままだった。
ビンラディン容疑者の居場所とされた最上階で、同容疑者とみられる人物が寝室から廊下をのぞいたのを先頭の隊員が見つけ、発砲したとみられる。チームが入室した時、この人物はまだ動いていたため、ビゾネット氏がもう1人の隊員とともにレーザー銃で胸部を数回撃ってとどめを刺した。
同氏はその後、容疑者本人であることを確認するために遺体の写真を撮影した。「悪名高き人物の顔を間近に見るのは奇妙な気持ちだった」という。
記述の内容には米軍の公式発表と食い違う部分もあり、論議を呼ぶのは必至とみられる。