オバマ米大統領「付き合いより家庭が優先」 CNN独占インタビュー
ノースカロライナ州シャーロット(CNN) 政界の付き合いを断っても、家族との時間を確保するのが信条――。オバマ米大統領はこのほどCNNとの独占インタビューで、「家庭優先」の姿勢を改めて鮮明にした。
オバマ大統領の付き合いの悪さはよく知られている。家族での夕食を優先し、議員らとの集まりを断ることもある。前回の大統領選で「超党派の政治」を公約に掲げたにもかかわらず、党を超えた人間関係の構築に積極的でなく、それが職務を困難にしているとの批判も強い。
こうした指摘に対し、大統領は「私とミシェル(夫人)の熱意不足とみられることもある。しかし実際は親としての役割に関する問題だ」と語った。
オバマ大統領はインタビューで「週末に家族の時間を確保するため、あちこちの誘いを断ったりもする。それは時として、私が親睦や駆け引きに熱心でない証拠と解釈される」と認める一方、「だがそれはわれわれが今子育ての時期にあるからだ」と強調した。
オバマ大統領とクリントン元大統領の半生記を執筆したジャーナリスト、デビッド・マラニス氏は、両氏の「バランス」感覚の違いを指摘する。