第2回討論会はオバマ大統領が攻勢 ロムニー氏も反撃
これに対して大統領は、事件翌日に「テロ」という言葉を使って対応を指示したと反論。さらに「世界各地に外交官を送り出しているのは私だ」と述べて最終的な責任を負う姿勢を強調し、このような問題で政権メンバーが党利党略に走ったと疑われるのは「侮辱だ」と憤りの表情をみせた。
雇用流出対策についての質問では、ロムニー氏が企業減税や規制緩和によって企業を呼び戻そうと訴えたのに対し、オバマ大統領は「米国に必要なのは高度な技術を要する高収入の職だ」として職業訓練や科学技術振興の重要性を強調した。
最後の質問者は「選挙戦を通し、自分が最も誤解されていると思う点はなにか」と質問した。両候補ともはっきりとは答えなかったものの、ロムニー氏は「国民のこと、子どもたちのことを100%考えている」、オバマ氏は「自由経済と自立心を何よりも尊重する」と述べた。
討論会は全3回。最終回は22日にフロリダ州で予定されている。