鍵握るオハイオ、最新支持率はオバマ氏50%対ロムニー氏46%
(CNN) 米大統領選で勝敗の鍵を握るとみられる重要州のひとつオハイオ州は、最新の世論調査でも民主党のオバマ大統領の支持率50%に対し共和党のロムニー候補が46%と、接戦が続いていることが分かった。
世論調査はCNNと調査機関ORCインターナショナルが23~25日、同州の成人1009人を対象に電話で実施した。26日発表された結果によると、オバマ大統領とロムニー氏の支持率の差は今月3日の第1回討論会直後からほとんど変わらず、統計上の誤差範囲内にとどまっている。
男女別では、女性が56%対42%でオバマ大統領を、男性が50%対44%でロムニー氏を支持している。オバマ大統領は50歳未満での支持率が今月初めに比べ3ポイント上昇するなど、若者、低所得層、都市部で支持を伸ばす傾向がみられる。反対に50歳以上の支持率は3ポイント低下した。
無党派層ではオバマ大統領の支持者が49%と、ロムニー氏の44%を上回った。今月初めの調査結果でも、大統領が50%対46%でリードしていた。
期日前投票を済ませた人や予定している人の間では、オバマ大統領が59%対38%で大幅リード。一方、当日投票すると答えた人ではロムニー氏の支持率が51%に上り、大統領の44%を上回った。
投票する候補をすでに決めていると答えた人は全体の92%を占めたが、心変わりがあり得るとの回答も4%あった。
同州に配分されている選挙人は18人。2004年大統領選でブッシュ前大統領の再選を決定付けたが、08年はオバマ大統領が制した。勝敗を左右する州として注目され、両候補とも激しい選挙戦を展開している。