クリントン米国務長官が一時意識失う 胃腸炎による脱水症状で
ワシントン(CNN) クリントン米国務長官が意識を失って倒れ、脳震とうを起こした。ライネス国務副次官補が15日発表したところによると、ウイルス性胃腸炎による脱水症状で気を失ったとみられる。
入院はせず、医師の観察を受けながら自宅で療養している。経過は良好だが、医師の助言にしたがって今後1週間は在宅で職務を続けるという。
クリントン氏は20日、上下両院の外交委員会で、9月にリビア東部ベンガジの米領事館が襲撃された事件について証言する予定だったが、これは中止された。ジョン・ケリー上院外交委員長の報道官によると、ケリー氏はクリントン氏のスタッフから連絡を受け、本人の証言を中止して代理の高官を招く方針を決めた。
領事館襲撃ではスティーブンス大使ら米国人4人が死亡し、在外職員らの安全対策が改めて問われている。