米小学校乱射事件、悲しみに沈む町で犠牲者の葬儀始まる
(CNN) 小学校での銃乱射事件で26人の死者が出た米コネティカット州ニュータウンで17日、亡くなった児童らの遺体を埋葬する儀式が執り行われた。警察は犯行の動機など事件の真相解明を急いでいる。
犠牲者のひとり、ジャック・ピント君(6)の葬儀には、子どもたちも参列した。町では18日以降も連日、葬儀が予定されている。ある住民は「想像を超える苦しみに圧倒されて、今はぼう然とするばかりだ」と話した。
事件ではアダム・ランザ容疑者(20)が銃を持って校内に侵入し、児童20人を含む26人を殺害した末に自殺した。同容疑者は自宅を出る前、同居していた母親のナンシーさんにも銃を向け、殺害したとみられる。同容疑者の遺体近くからは複数の銃が発見された。
校内で撃たれた職員や子どもらのうち、生存者が1人だけいると報じられたが、警察によると大人2人が脚を撃たれながら一命を取り留め、手当てを受けている。名前は公表されていないが、1人は同校の副校長との情報もある。警察はこの2人の回復を待って、当時の状況などを詳しく聴く構えだ。