銃保持のロビー団体、会員の激増発表 小学校での乱射事件後
ワシントン(CNN) 銃保有の権利を擁護し政党への強い影響力も持つロビー団体、全米ライフル協会(NRA)は17日までに、同協会に昨年12月に新加盟した会員が約25万人と前例のない増加幅を示したと発表した。
NRAの広報担当者によると、12月の増加前の会員数は425万人だった。大幅増は、コネティカット州ニュータウンのサンディーフック小学校で昨年12月に起きた後に記録されたと指摘。事件を受けてオバマ米大統領や一部連邦議員が進める銃規制対策を懸念したことの反映と主張した。
昨年12月並みの大規模な会員増はクリントン政権時代にもあったという。
NRAによると、協会への寄付金の申し出も増えている。連邦議会での銃規制の立法化をめぐる厳しい論議を戦い抜くには資金が必要とし、献金は助けになることも示唆した。
一方、オバマ大統領は16日、全ての銃販売に際して身元証明を義務付け、軍用などの攻撃銃や大量の弾丸が装填(そうてん)可能な弾倉販売の禁止を盛り込んだ対策を発表した。