2期目を迎えたオバマ大統領 残された課題と挑戦は

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ベイナー下院議長(右から2番目)と食事をするオバマ大統領。2期目は共和党指導部との一層の協力も必要だ

ベイナー下院議長(右から2番目)と食事をするオバマ大統領。2期目は共和党指導部との一層の協力も必要だ

直近5人の大統領の中で2期目を務めるのはオバマ大統領で4人目だが、過去の3人はそれぞれ、2期目に大きな出来事により政権基盤が揺らぐことになった。

レーガン元大統領のイラン・コントラ事件、クリントン元大統領の不倫事件とそれに伴う弾劾裁判、ブッシュ前大統領には、イラク戦争への反対の広がりと大型ハリケーン「カトリーナ」への対応が失敗視されたことなどである。

共和党のマタリン氏は、大統領が「尊大」な態度を早急に改めることが2期目の重要課題だと指摘。マタリン氏は、オバマ大統領がその政治的反動によって、共和党指導部と協力するための力を鈍らせたとの見方を示す。

だが、オバマ大統領側近は、こういった指摘には猛然と反発する。共和党が、オバマ政権の1期目の初期にその政策のほとんどに反対することを決めたのが問題だったのであり、より協調的な態度で信頼関係を築く義務があるのは共和党側だというわけだ。

マタリン氏はまた、2期目の政権では、重要閣僚やホワイトハウス主要スタッフの交代が頻繁に起きるという問題も指摘した。残ったスタッフは疲労困憊(こんぱい)している一方で、新たに登用されるスタッフが最も優秀な人物というわけではないという。

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