2期目を迎えたオバマ大統領 残された課題と挑戦は

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就任式で集まった人々に手を振るオバマ大統領=1月12日、ワシントン

就任式で集まった人々に手を振るオバマ大統領=1月12日、ワシントン

ワシントン(CNN) オバマ米大統領は今月21日に米ワシントンで就任式を行い、政権は2期目へと突入した。しかし、何という大きな違いだろうか。4年前、オバマ大統領は、新たな歴史と希望が満ち溢れる中で大統領に就任した。しかし、2期目の就任となる今回は、興奮や期待は小さく、政治が大きく変わるという予感もない。

2009年の就任式前には、仕事が進みさえすれば良いと語っていた大統領だったが、その1期目の公約の重要部分については、政府や議会が協調して仕事をすることはなかった。

1期目は、医療保険制度改革(通称オバマケア)を、共和党のほぼ一致団結した反対にもかかわらず実現できたことが目立つくらいだ。

大統領自身が維持不可能だと語っていた年間1兆ドル(約90兆円)超の財政赤字の削減をはじめ、社会保障制度やメディケア(高齢者向け公的医療保険)の改革、移民問題などの優先課題には2期目も取り組まなければならない。さらに、銃規制強化が新たな公約として加わっている。

これらの課題に共通するのは、内部で保守派が主張を再度強めている共和党と意見が対立するものだということである。

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