パネッタ長官、迅速な対応「難しかった」 ベンガジ米領事館襲撃
(CNN) パネッタ米国防長官は3日、米CNNテレビの番組に出演し、昨年9月にリビア・ベンガジの米領事館が襲撃を受け米大使を含む4人が死亡した事件について、情報不足と兵站(へいたん)の困難さによって迅速な対応が難しかったと釈明した。
パネッタ長官は、短時間で態勢を整えることは難しく「時間がかかる」と指摘。「問題があることは認識しており、必要な場合に備えて軍を展開させていた」とした上で、物理的な距離が「迅速な対応を非常に難しくした」と説明した。
長官は情報不足についても、他国の諜報(ちょうほう)分野の専門家からも襲撃が起こることを知るすべがないという話を頻繁に聞くと指摘。中東での情報収集の難しさを強調した。
パネッタ長官は退任が決まっているが、退任前に議会で証言を行うだろうとの認識を示した。
パネッタ氏の後任には、共和党のヘーゲル元上院議員が指名されている。