32歳男性、20年前に引き裂かれた里親の養子に 夢叶う
カリフォルニア州サンディエゴ(CNN) カリフォルニア在住のモーリス・グリフィンさん(32)は15日、20年前に引き裂かれた里親の養子になる夢をついに実現させた。
サンディエゴの少年裁判所での手続きを終えたグリフィンさんは「人生最高の日だ」と述べ、「10年越しの夢がついにかなった」と付け加えた。
先住民族であるモホーク族の血を引き、がっしりとした筋肉質のグリフィンさんを養子として迎えたのは、かつての里親のリサ・ゴッドボールドさんだ。
事の発端は、1980年代初めにさかのぼる。ある日、ゴッドボールドさんと夫は自宅近くの児童養護施設でグリフィンさんに出会った。
ゴッドボールドさんは笑顔の少年を見て、家族として迎えるにふさわしいと感じた。白人のゴッドボールドさんと黒人の前夫との間には2人の子どもがいた。そしてグリフィンさんも異人種間の子どもだった。
ゴッドボールドさんと夫は、グリフィンさんを里子として迎えた。グリフィンさんは、ゴッドボールドさんの子どもたちとすぐに仲良しになった。
グリフィンさんは13歳になるまでの4年間、里子としてゴッドボールドさんの家族と暮らした。しかし養子縁組の成立を2カ月後に控えたある日、すべてが崩れ去った。