ボストン爆破テロ容疑者を訴追、現場では犠牲者に黙とう
捜査員は数時間ごとに病室へ行き、医師の立ち会いのもとで、ほかに爆弾があったかどうか、事件に関与した人物がほかにもいたかどうかなどについて、同容疑者を取り調べているという。米連邦裁判所での審問の期日は5月30日に設定された。
米連邦捜査局(FBI)の調べによると、ツァルナエフ容疑者は頭部と首、両足、片手を撃たれて負傷している。大量の出血があったほか、逮捕の過程で使われた装置の爆音で聴覚障害を負った可能性もあるという。
ツァルナエフ容疑者は敵性戦闘員として軍事法廷で裁かれるのではないかとの観測も浮上していた。しかしカーニー米大統領報道官は、同容疑者は米国の市民権を取得しており、軍事法廷で裁くことはできないと説明した。
爆発で負傷した被害者は、22日現在もまだ50人が入院中で、2人が重体となっている。手や足を切断された被害者は十数人に上るという。