ボストン爆破テロ容疑者を訴追、現場では犠牲者に黙とう
(CNN) 米司法省は22日、米ボストン・マラソンで起きた爆破テロ事件に関与した疑いで拘束しているジョハル・ツァルナエフ容疑者(19)を、大量破壊兵器使用などの疑いで訴追したと発表した。
事件から1週間がたったこの日、現場には数百人の市民らが集まり、事件発生時刻の午後2時50分、3人の死者と170人あまりの負傷者に黙とうをささげた。
司法省によると、ツァルナエフ容疑者は大量破壊兵器を使用するなどして死者を出したほか、爆発物を用いて故意に器物を損壊し、死者を出した罪に問われている。同容疑者は入院先のボストン市内の病院で裁判官に面会し、公選弁護人が任命された。
捜査状況に詳しい関係者によると、ツァルナエフ容疑者は重傷を負い、人工呼吸器を装着したままの状態で、うなずくなどして取り調べに応じているという。