米サンタモニカの銃乱射、犠牲者5人に

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銃を持って大学の図書館に入る容疑者=サンタモニカ警察提供

銃を持って大学の図書館に入る容疑者=サンタモニカ警察提供

(CNN) 米カリフォルニア州の大学、サンタモニカ・カレッジ周辺で7日に起きた銃乱射事件で、重体となっていた26歳の女性が9日に死亡した。これで事件の犠牲者は、この女性の父親を含め5人になった。

サンタモニカ警察は、現場で警察との銃撃戦の末に射殺された容疑者について、地元の高校出身で同大に在籍したこともある23歳の男だったことを明らかにした。

9日に死亡したのは同大学の夏期講習の受講を申し込んでいたマルセラ・フランコさん。教科書を購入するため父のカルロス・フランコさん(68)と共に車で大学に来て事件に巻き込まれた。カルロスさんは事件当日に死亡。マルセラさんは近くの病院に運ばれたが、親族が9日に死亡を確認した。

警察によると、容疑者は7日、サンタモニカ市内の住宅で自分の父親など2人を殺害した後、通りかかった車を銃で脅して停止させた。その後、別の車の運転者に発砲して負傷させた後、最初に止めた車の女性に運転させて大学へ向かった。途中で公共バスにも発砲して3人に軽傷を負わせ、大学でカルロスさんと図書館の近くにいた女性を殺害。警察と銃撃戦の末、射殺された。

警察によると、容疑者は殺傷力の高いライフル銃と、銃弾1300発あまりを所持していたという。警察は引き続き犯行の動機などについて調べている。

捜査状況に詳しい司法関係者が8日に語ったところでは、容疑者は精神衛生上の問題を抱え、数年前には他人に危害を加えると公言して入院治療を受けたことがあるという。

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