2歳児が銃を誤射して死亡、父親を過失致死で逮捕 米
(CNN) 米ノースカロライナ州ファイエットビルの民家で2歳の女児が銃を誤って自分に向けて発射し、病院へ運ばれたが死亡した事件で、警察は22日までに、女児の父親(19)を過失致死などの疑いで逮捕したと明らかにした。
地元警察によると、事件が起きたのは19日。女児は祖母、おばとともに暮らす自宅の居間で遊んでいた。ソファの下に父親が置いていたけん銃を見つけ、誤って発砲したとみられる。
警察報道官は女児が自分を撃ったとは明言しなかったが、「このような幼い子どもに人差し指で引き金を引く力はないが、両手の親指で押すことは可能だ」と話した。
警察は、女児が死亡したのは父親の不注意が原因との見方を示す。父親は過去に不法侵入や窃盗、未成年で銃を所持した罪の前科があり、現在も動物虐待、窃盗、大麻所持の容疑で逮捕状が出ていた。
米国内では今年6月以降、子どもが自分を銃で撃って死亡する事件が、これで少なくとも3件発生している。ルイジアナ州ニューオーリンズで6月に5歳の女児が死亡した事件では、女児の母親が殺人罪に問われた。裁判所は先月、この罪状を却下する判断を下したが、検察は上訴の構えを示している。