支持率逆転、共和党が優勢に オバマケアでつまずきか
ワシントン(CNN) 2014年秋の米中間選挙に向けてCNNと調査機関ORCインターナショナルが先週実施した世論調査で、与党・民主党が支持率を下げ、野党・共和党が優位に立っていることが27日までに分かった。
質問では、対象者がそれぞれ地元の下院選挙区で民主党、共和党のどちらかの候補者に投票するとした場合の選択を、特定の候補者名を示さずに尋ねた。回答をまとめた結果、民主党の支持率は1カ月前の50%から47%に後退。これに対して共和党の支持率は42%から49%へ大幅に伸びた。
先月の調査は、オバマ大統領主導の医療保険制度改革(通称・オバマケア)を巡る議会与野党の対立で政府機関が一部閉鎖に追い込まれた後、共和党への風当たりが強まるなかで実施された。
その後、今回の調査までには、オバマケアに基づく保険登録サイトで不具合が起き、一部の国民がそれまで加入していた保険の解約を迫られるなど、民主党にとって逆風となるトラブルが相次いだ。
大統領も最近の記者会見で、オバマケアを支持してきた民主党議員らに出足のつまずきが負担をかけていることは間違いないと認めている。