支持率逆転、共和党が優勢に オバマケアでつまずきか
CNNのキーティング・ホーランド世論調査担当ディレクターによると、共和党の支持率上昇は同党の伝統的な支持基盤とされる白人、高所得層、農村部で目立ち、民主党は非白人、低所得層を中心に支持率を伸ばした。
「この傾向が来年も続くとすれば、オバマケアは救済するべき層から歓迎され、もともと医療保険の心配がない層には人気がないという、至極当然の結果を示すことになる」と、同ディレクターは指摘する。
10年の前回中間選挙では下院で共和党が多数派を奪還し、民主党が多数を握る上院とのねじれが生じた。共和党が今後、14年秋の選挙まで優位を維持するかどうかが注目されるが、現時点で票の行方を予測することは難しい。
前回は1年前に実施された同様の調査で民主党が6ポイントのリードを示していたが、結局共和党が下院で63議席を獲得する歴史的勝利を収めた。
調査は18~20日、米国の登録有権者749人を含む成人計843人を対象に電話で実施した。