ボストン・マラソンのゴール付近に不審物、警察が爆破処理
(CNN) ボストン・マラソン爆破テロ事件から1年となった15日、マラソンコースのゴール付近で不審なリュックサックが2つ発見された。警察は「予防的措置」として爆破処理し、周辺区域を立ち入り禁止とした。
ボストンではこの日、事件の犠牲者を追悼する式典が開かれた。警察によると、リュックは午後6時50分ごろに見つかった。1つは持ち主が背負い、もう1つは放置されていた。
捜査当局の情報筋によれば、一方のリュックには圧力鍋が入っていたが、爆弾ではなかった。もう一方は報道機関の持ち物と判明した。
警察の報道官は、不審な男が現場の路上を歩きながら大声で何か叫んでいたと語った。警官は男を離れた場所に誘導したうえで拘束したという。
昨年の事件では、犯人らが圧力鍋で作った爆弾をリュックに入れてゴール付近に仕掛けたとされる。ボストン・マラソンは今年も21日に開催されるが、ボストン警察は15日夜、「不安を鎮めるため」として、会場にはリュックを持ち込まないよう呼び掛けた。