第2次大戦のナバホ族暗号兵、「最後の1人」が死去 米
コードトーカーは暗号に関する話を海兵隊の同僚や家族にさえも話すことを禁じられた。機密扱いが解かれたのは1968年。ネズ氏ら29人は2001年になってようやく、当時のブッシュ大統領から表彰された。
コードトーカーの功績が知られるようになると、彼らは本や映画のテーマにも取り上げられるようになった。2002年のニコラス・ケイジ主演『ウィンドトーカーズ』もその一例だ。
「時間はかかったがコードトーカーの功績が認められるようになった。ナバホ族にとってはよかった」とネズ氏は語っていた。
「ナバホ語の暗号は第2次大戦の最も重要な軍事機密の1つだった。海兵隊はナバホの兵士に暗号の作り方を教えなかったが、このこと自体が私たちという人間と、私たちの能力への信頼の現れだった」と、生前のネズ氏は語っていた。