刑務所の天井崩壊、受刑者19人が負傷 米
(CNN) 米南部テキサス州ラフキン近くにある民間刑務所で19日、天井が崩壊し、受刑者19人が負傷する騒ぎがあった。地元の消防当局者が明らかにした。
同刑務所を運営する企業によると、石膏(せっこう)板製の天井の崩壊は現地時間の同日午前11時半ごろ、計5棟ある監房施設の1カ所で発生した。負傷者のうち10人が救急車で近くの病院へ搬送され、自力での歩行が可能だったとする残りの9人も病院に収容された。
天井が崩れた際、この監房施設にいた受刑者の総数は伝えられていない。
同企業は崩壊の原因解明に当たっているとの声明を出した。地元の消防当局は、崩壊がテキサス州を最近襲った大雨と関係あるのかは不明としている。崩壊が起きた監房施設は新しい建物だという。
同刑務所の幹部は、過去数日間続いた降雨が原因の可能性があると指摘した。
同州の矯正施設行政当局によると、天井崩壊が発生した刑務所の収容能力は最大で518人。
運営企業のウェブサイトによると、同社はユタ州センタービルに本拠があり、米国の8州の22カ所で刑務所を運営している。