米当局、ISIS支援の食料品店主を起訴
同被告はまた、ISISに戦闘員を送り込もうと勧誘を繰り返し、パスポートの取得費用を負担したり渡航を手配したり、テロ組織の窓口を紹介したりした。ISISに加わることを「大学へ行く」と言い換えていたとされる。勧誘した相手の中に、米連邦捜査局(FBI)への情報提供者が含まれていた。
ISISへの参加を表明したと思われるイエメン人の男性に、600ドルの資金を送金した記録も残っている。
さらに、被告自身も米国内での殺人を計画していたとみられる。情報提供者2人との会話の中で「5人か10人、あるいは15人ほど殺して犯行声明のビデオを出す」「まずイラクからの帰還兵たちを射殺する」などと話したとされる。
当局は、同被告が情報提供者の1人から拳銃2丁と消音器、銃弾を買った時点で逮捕に踏み切った。
被告は現在、連邦当局に拘束されている。有罪となれば数十年の禁錮刑を言い渡される可能性がある。
ホルダー司法長官は、連邦当局がソーシャル・メディアや情報提供者など、あらゆるルートを通じて捜査を進めてきたことを強調。「今後もテロ組織への支援や米国人への攻撃を未然に阻止するよう全力を尽くす」と表明した。