米高校で生徒が銃乱射 生徒1人死亡 容疑者は自殺
(CNN) 米ワシントン州のメアリーズビル・ピルチャック高校で24日朝、銃の乱射事件が発生し、生徒1人が死亡した。
発砲したのは、この高校に通う1年生ジェイレン・フライバーグ容疑者で、事件を目撃したジョーダン・ルトン君によると、学校のカフェテリアにフライバーグ容疑者が入ってきて、生徒たちが座っているテーブルに背後から歩み寄り、彼らの背中に向かって6発の銃弾を発射した。「彼らは(容疑者の)友人なので、無差別に撃ったわけではない」とルトン君は語る。
ルトン君は、容疑者が発砲を開始した時、近くのテーブルに座っていた。
「バンという大きな音が聞こえたので、何かと思っていたら、さらに4、5回音がして、生徒たちが叫び始めた」という。逃げ出す生徒もいたが、ルトン君は床に伏せた。
「(容疑者は)生徒たちの背中に数発発砲した。そして振り返り、僕と彼女を見て、ニヤッと笑った」とルトン君は語る。容疑者はカフェテリアを出た後も発砲を続けたという。
この事件で生徒5人が撃たれ、1人が死亡した。負傷した4人のうち3人が重体だという。フライバーグ容疑者も発砲後に銃で自殺を図り死亡した。警察は同容疑者の単独犯と見ている。
フライバーグ容疑者は学校でアメリカンフットボール部に所属。生徒らによると、容疑者は人気者で、約2週間前に同高校の1年生のホームカミングキングにも選ばれたという。
また同容疑者の複数のソーシャルメディアのアカウントを見ると、容疑者は頻繁に狩りをしたり、ライフルを使用したりしていたと見られる。ただ事件に使用されたのは40口径の拳銃で、現在警察が入手経路を調べている。