銃口向けた少年を射殺 「一連の事件とは違う」と市長 米ミズーリ州
現場には同日から24日にかけ、警察に抗議する住民らが集まった。パトカーが破壊されたり、近くの商店が放火されたという情報もある。警察は警官に対する暴行容疑で4人を逮捕。警官2人が負傷して手当てを受けた。
バークリー市のホスキンズ市長はこの事件について24日に記者会見し、現場をとらえた防犯カメラの映像に、ガソリンスタンドの駐車場で警官に銃口を向ける人物が映っていたことを明らかにした。遺族はこの人物がアントニオ・マーティンさん(18)だったことを確認している。
セントルイス郡警察も、現場を3方向からとらえた映像の一部をユーチューブで公開した。
自身も黒人のホスキンズ市長は今回の事件について、ファーガソンの事件とは事情が異なると強調。「ビデオを見た限りでは、警官が発砲する前に、銃口が警官に向けられていたようだ」と話し、この事件について徹底調査を行うと表明した。
ミズーリ州のニクソン知事は声明で、「バークリーで起きた事件は、警官が自分自身や法に従っている市民を守るため、困難で時には危険を伴う任務に就いていることを思い出させる」と述べている。