米西部に未曽有の干ばつの恐れ NASAが警告
(CNN) 米航空宇宙局(NASA)はこのほど、温室効果ガスの排出がこのまま続いた場合、米西部一帯が今世紀末までに未曽有の干ばつに見舞われる恐れがあるとの研究結果を発表した。
NASAのチームは樹木の年輪を1000年前までさかのぼって過去の降雨量の変化をたどり、これをさまざまな気候モデルに当てはめて将来の気候を予測。研究の結果を科学誌サイエンス・アドバイシズに発表した。
それによると、米国の中央平原から南西部にかけての広い範囲で今世紀末までに大規模な干ばつが起きる可能性がある。
NASA study: #MegaDroughts in US much more likely due to #ClimateChange http://t.co/QYcGeUVYPa @Scienceadvances pic.twitter.com/89yN6n9z2s
— NASA GISS (@NASAGISS) 2015, 2月 13
この地域は近年すでに厳しい干ばつに見舞われているが、温室効果ガスの排出がこのまま続いた場合、干ばつは過去1000年を振り返っても前例がないほどの規模になることが予想される。