16歳少年、警官との銃撃戦で死亡 自宅から両親らの遺体
(CNN) 米メリーランド州で警官の制止を振り切って車で逃走した16歳の少年が、警官との銃撃戦の末に射殺された。ケンタッキー州の自宅を調べたところ、この少年の両親など3人が死亡しているのを発見。警察は、コンピューターの使用を巡る両親との争いが発端となって、少年が家族を殺害した疑いがあるとみて捜査している。
メリーランド州ボルティモア郡警察によると、同州の幹線道路で14日、走行中の乗用車を警官が停止させようとしたが、従わなかったためこの車を追跡。交差点で別の車に衝突して止まった車に警官が近付いたところ、車内から発砲され、警官1人が撃たれて負傷した。
このため警官数人が撃ち返し、運転していた少年を射殺した。乗っていたのはこの少年だけで、車内からは拳銃などが見つかった。
負傷した警官は病院で手当てを受けたが、防弾チョッキのおかげで無事だったという。
少年の車はケンタッキー州コービンで登録されていたことから、連絡を受けた同州の警察がこの住所を訪ねたところ、夫婦とその娘が死亡しているのを発見した。
報道によれば、警察は少年が両親にコンピューターの使用を止められたため、逆上して家族3人を殺害した疑いがあるとみて調べている。殺害されたのは11日前後だったとみられ、3人とも頭部に少なくとも2発の銃弾を浴びていた。