HP元CEOが米大統領選に出馬表明 批判サイトも登場
批判サイトについては、サービス業界の従業員で組織する国際労働組合(本部・米首都ワシントン)でマーケティングを担当するマイク・リンク氏が絡んでいることがCNNMoneyの取材で分かった。同氏はHPに勤務した経験はないという。同組合は主に民主党の支援を受けているものの、フィオリーナ氏批判サイトは「個人的なプロジェクト」だとリンク氏は話している。
ウェブサイトのドメイン登録でトラブルに見舞われた候補はフィオリーナ氏にとどまらない。
移民反対を掲げて共和党の指名争いに出馬を表明した右派のテッド・クルーズ氏は「TedCruz.org」のドメインしか登録しなかった。このため「TedCruz.com」には、オバマ大統領の移民政策を支持する内容が掲載されている。
また、民主党から出馬表明したヒラリー・クリントン氏の名を使った「HillaryForPresident.com」のドメインは、米フロリダ州に住む保守系の歯科医師が押さえて民主党とオバマ大統領の医療保険制度改革に反対するキャンペーンを展開している。
出馬が確実視されているジェブ・ブッシュ・フロリダ州知事の陣営も、まだ「JebBush.com」のドメインを登録していない。同ドメインは先月、25万ドル(約3000万円)で売りに出された。