米国行き旅客機、10件以上の脅迫 FBI捜査

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ワシントン(CNN) 米戦没者記念日(メモリアルデー)の25日、米国内の複数の都市に向かう旅客機をめぐり、当局に10件以上の脅迫電話があった。米連邦捜査局(FBI)が捜査に乗り出したものの、異常は見つからなかった。

最初に脅迫を受けたのはメリーランド州警察とされる。パリ発ニューヨーク行きのエールフランス便を攻撃するとの電話が入ったため、FBIに通報した。これを受け北米航空宇宙防衛司令部(NORAD)がF15戦闘機2機を緊急発進させ、同機を大西洋上空からニューヨークのジョン・F・ケネディ空港まで誘導した。

着陸後、警察は体調の悪い乗客がいないことを確認したうえで、全員に外へ出るよう指示。機内を捜索した結果、不審な荷物などは発見されなかった。乗客らは「着陸するまで何も知らなかった」と話している。

この日はマドリード発、ニュージャージー州ニューアーク行きのユナイテッド航空機も、着陸後に捜索対象となった。当局によると、さらにニューヨーク州バッファローやジョージア州アトランタに到着した便についても同様の脅迫があり、捜索が行われたが異常は見つからなかった。

当局はこれらの脅迫について信用性が低いとの見方を示唆する一方、万一の事態を想定してすべての脅迫に対応する姿勢を強調した。

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