ISISに感化されテロを計画か 米マサチューセッツの男を訴追
(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に感化され爆破テロを計画していたとして、米マサチューセッツ州在住の男(23)が逮捕、訴追されたことが分かった。
検察によると、男は銃所持の重罪に問われている。捜査筋によると、不穏な発言を聞いた警察幹部の父親が当局に通報した。男は7歳になった頃から、父親とはほとんど交流がなかったという。
男の家族は「悲しく残念なことですが、当局が死傷者の出る事態を防いでくれたことに感謝します」との談話を発表した。
法廷文書によると、男は長期にわたって精神疾患を患い、1年半前ほどからイスラム教に熱中していた。銃を注文して今月4日に受け取っていたが、注文先の人物は地元テロ対策チームの協力者だった。
男がこの人物と、テロ計画について語った会話が記録されている。ISISに感化されたと話し、圧力鍋に火薬や金属球、ガラスを詰めた即席爆弾を大学の食堂のような混雑した場所に仕掛けたいと明言していた。イスラム教のラマダン(断食月)が明ける今月17日以前か、遅くとも今月中には実行したいとして、「勝つか死ぬかだ」などと語っていたという。
男は逮捕前、2013年のボストン・マラソン爆破テロで使われたような圧力鍋を購入していた。アパートから作製途中の火炎瓶や、なたなどの刃物が見つかった。
男は逮捕後さらに、健康診断を担当した看護師の頭にペンを突き刺して負傷させた。14日午後に勾留尋問が予定されている。