米軍施設で銃乱射の容疑者、中東渡航後に変化か 友人が証言
(CNN) 米テネシー州にある米軍施設2カ所で男が相次いで銃を乱射した事件から1夜明けた17日、実行犯のムハンマド・ユセフ・アブドラジーズ容疑者(24)の素性が明らかになってきた。知人の多くは同容疑者について人気者だったとしているが、友人の一人は、中東渡航後に一時距離を置くようになったと証言している。
ヨルダンの消息筋によれば、同容疑者は2014年におじを訪ねてヨルダンに渡航。クウェート内務省によれば、10年にもクウェートとヨルダンを訪れていた。
友人の一人は「海外で何かが起こった」と指摘。帰国後に距離を置くようになったという。銃を所持しており、趣味で射撃を行っていたとも述べた。ただ、先週末に会った際は、いつもと変わらない様子で明るかった。
クウェート内務省によると、アブドゥラジーズ容疑者は1990年、イラク侵攻時のクウェートで生まれた。ヨルダン国籍を持つとされるが、ヨルダン当局はそれを否定。ヨルダンへの渡航許可を持つパレスチナ人だとしている。米捜査当局者によれば、米国籍を取得していた。
知人の多くは、同容疑者が乱射事件の実行犯であったことに衝撃を受けている。