米軍施設で銃乱射の容疑者、中東渡航後に変化か 友人が証言
一時は異種格闘技に熱中しており、元コーチによれば、非常に熱心な教え子だった。「彼は根っからの米国人」「我々が指導した中でも最もいい生徒の一人だった」と述べる。
高校の元同級生は、学生時代の同容疑者について、優秀で朗らかな生徒だったと回想。常に周囲になじんでおり、友人も多かった。卒業アルバムでは、「ヒジャブをかぶった男」の言葉として、「私の名前は国家安全保障上の警戒対象になる。皆の名前はどう?」との文言を付記。友人はそれを冗談だと感じていたが、まさかこんな事件を起こすとは思いもしなかったという。
高校卒業後は、大学で電気工学の学位を取得。その後、オハイオ州の原子力発電所に技術者として入社したが、「勤務不適格」として10日後に解雇された。最近では、テネシー州内の電線会社で働いていた。
米連邦捜査局(FBI)は同容疑者について、詳細な情報を公開していない。ただ、FBIの特別捜査員は「テロ事件として扱う」としている。
米当局者によれば、テロとの関連が疑われる容疑者のデータベースには登録されていなかった。