共和党指名争い、オハイオ州知事のケーシック氏も参戦表明
ワシントン(CNN) 米オハイオ州のジョン・ケーシック知事(63)は21日、2016年大統領選に向けた共和党の候補者指名争いに出馬すると正式に表明した。共和党の立候補者は16人目。
ケーシック氏はこの日、母校オハイオ州立大学で約4000人の聴衆を前に45分間演説した。開始から20分ほどたったところで「皆さんからの祈りと応援をお願いしたい。大統領選への出馬を決めたからだ」と述べた。
共和党の指名争いには、ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事やスコット・ウォーカー・ウィスコンシン州知事ら大物も名乗りを上げている。
ケーシック陣営も実際には数カ月前から大統領選に向けて動き始めていた。しかしCNNと調査機関ORCが今月、共和党予備選に参加を予定している有権者を対象に実施した調査によると、同氏の支持率は2%にとどまっている。
フォックス・ニュースが来月予定している初の共和党候補者討論会は、参加枠が支持率の上位10位までに限られる。この中に入るのが当面の目標となるが、ケーシック氏は演説で過去の下院選や知事選を振り返り、「どちらの時も無理だと言われながら、その予想を覆すことができた」と強調した。