機密情報の送受信は「していない」 クリントン氏が言明
監察官のチャールズ・マカロー氏は議会宛ての書簡の中で、調査を行ったメール40通のうち、「4通に機密情報が含まれていた」と報告。マカロー氏の事務所は、国務省による機密情報の扱いについて司法省に調査を要請したことは確認したものの、刑事事件としての捜査は要請していないと強調している。
クリントン氏は、マカロー氏が議会宛ての書簡で問題にしている4通のメールについて、まったく心当たりはないとしながらも、「私は当時機密に指定されていた情報の送信も受信もしなかった」「私が送受信した内容の大部分は、国務省の機密指定が解除されていた」と訴えた。
同氏はさらに、当局が前・元長官全員に対して情報の提供を求めたことに応じ、国務省に協力して5万5000ページ以上の電子メールを提出したとも説明。「もし我々がこれを公にするよう要請していなければ、論議にはならなかった。これはすべて、透明性を確保し、情報を公開したいという私の願いによるもの」と強調している。
これに対して共和党全国委員会の広報は、「(クリントン氏は)依然として米国民を混乱させ続けている」との見方を示した。