同性婚拒否の女性書記官を釈放、復帰は未定 米

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釈放後、支援者に感謝の言葉を伝えるキム・デービス書記官(中央)

釈放後、支援者に感謝の言葉を伝えるキム・デービス書記官(中央)

(CNN) 宗教上の理由から裁判所の命令に反して同性愛のカップルへの婚姻許可書発行を拒み、3日から法廷侮辱罪で収監されていた米ケンタッキー州ローワン郡のキム・デービス書記官が8日釈放された。

デービッド・バニング地方裁判所判事が釈放を命じた。バニング判事は、デービス書記官の代理の職員が婚姻許可書の発行を開始している状況に満足していると語った。米国では6月以降すべての州で同性婚が認められている。

釈放後、大勢の支援者の前に姿を見せたデービス氏は、涙ぐみながら「皆さんに大変感謝します。神に従う人たちがこうして立ち上がってくれた。神の栄光をたたえたい」などと語った。デービス氏の弁護士によれば、同氏は郡の役職に復帰する考えだという。

ただ復帰がいつになるのか、どのような職務を担当するのかといった点について、デービス氏本人は明言しなかった。

今回の裁判所の命令は、デービス氏が他の職員による許可書発行に干渉することを禁じている。CNNの法律の専門家は、デービス氏が何らかの形で同性婚の許可を妨害した場合には再び収監される可能性があると指摘している。

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