ライオン「セシル」殺した米歯科医、仕事復帰を表明
(CNN) アフリカ・ジンバブエのワンゲ国立公園で人気を集めていたライオン「セシル」を殺したとして非難を浴びた米ミネソタ州の歯科医、ウォルター・パーマ―氏(55)が沈黙を破ってメディアのインビューに応じ、8日から診療に復帰すると表明した。AP通信と地元紙ミネアポリス・スター・トリビューンに語った。
パーマー氏は7月初め、セシルが殺されたとの報道で英メディアに名指しされ、ツイッターなどで厳しい批判にさらされてきた。
同氏は6日、AP通信と地元紙ミネアポリス・スターに「医院のスタッフに迷惑をかけて申し訳ないと思っている」「私は医療のプロだ。スタッフと患者が私の復帰を望んでいる」と語った。
この数週間、潜伏生活を送っていたと伝えられたことに対しては「公の目に触れない場所で家族や友人らと過ごしていただけだ」と述べた。また、自身の妻と娘もソーシャルメディア上で脅迫を受けていると訴え、「何の関係もない者まで標的にする人々の人間性が理解できない」と怒りをあらわにした。