ラスベガスの旅客機出火、14人負傷 全員脱出
米ラスベガス(CNN) 米ネバダ州ラスベガスのマッカラン国際空港で8日午後4時(日本時間9日午前8時)過ぎ、離陸準備中のブリティッシュ・エアウェイズ機から火が出て乗客らが緊急避難した。消防当局者によると、14人が軽傷を負って手当てを受けた。
出火したのはロンドン・ガトウィック空港行きのボーイング777型機で、乗客159人、乗員13人が搭乗していた。負傷の大半はシューターで脱出する際に起きたとみられる。
乗っていた男性によると、離陸直前に大きな衝撃音が聞こえ、窓の外を見るとエンジンから火が出ているのが見えた。機体が停止し、機長から「緊急事態が発生したので避難を」とアナウンスがあった。
非常口のドアが開くと煙が流れ込んできたが、客室乗務員の指示で全員が脱出したという。
連邦航空局(FAA)によると、出火元は左側のエンジンとみられる。現場の写真には、黒い煙に包まれた機体の姿が写っている。