米国への移民、50年後はアジア系がトップ 米報告書
報告書ではまた、移民に対する米国人の感情も分析されている。移民のおかげで社会がより良くなっていると答えた人は45%、移民のせいで社会が悪くなっていると答えた人は37%だった。約5割の人は移民が減ることを望み、約8割が移民制度の改革を求めていることも分かった。
アジア系の移民に好感を持っているとの回答は47%。欧州系も44%に上ったが、アフリカ系と中南米系は26%にとどまった。中東系の移民に好感を持っているという回答は最も少なく、わずか20%だった。
米国の50年前の人口構成は、白人84%、黒人11%、中南米系4%、アジア系は1%未満だった。現在は白人が62%に減少し、黒人が12%と微増。中南米系は18%、アジア系は6%に急増した。2065年には白人が46%まで減少し、黒人は13%、中南米系は24%、そしてアジア系は14%まで増えると予想されている。