クリントン氏、ベンガジ事件やメール問題の追及かわす 下院公聴会
クリントン氏がベンガジ事件の責任を認める一方で、警備についての決定は現地スタッフと国務省内の専門家に任されていたと繰り返すと、質問に立った共和党のピーター・ロスカム議員は「次から次へと素っ気ない返答が続く」といらだちを隠さなかった。
クリントン氏はベンガジ事件への責任について、4人の死についてこの場にいる誰よりも苦悩していると述べて共和党の追及をかわした。
「私はあなたたちすべてを合わせたよりも事件について考え、眠れない夜を過ごし、もっと何かできたのではないか、すべきだったのではないかと頭を悩ませてきた」とクリントン氏は述べた。
また私用メール問題では、共和党のジム・ジョーダン議員が、クリントン氏が国務長官在任中に、個人のメールサーバーを利用していたと批判した。
これに対しクリントン氏は、サーバーはシークレットサービスの警護下にあった自宅に置いていたと弁明。メールを公開した理由について問われると、透明性を十分に確保したかったからだと答えた。
終盤、クリントン氏はこう述べた。
「私は約束通りに出席した。そして一緒に働いた人々と同じく、あなた方の質問に答えるためにできうる限りのことをした。これ以上はできない」