500ミリの記録的豪雨、男性1人が行方不明 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州が23日から24日にかけ、最大約500ミリという記録的な豪雨に見舞われた。路上で車が立ち往生したり流されたりするケースが相次いだほか、男性1人が行方不明になっている。
気象当局によると、今後もさらに同州全域で雨への警戒が必要だという。メキシコを襲ったハリケーンの名残の湿った低気圧が北上しているためだ。
州中部のサンアントニオでは、24日午前10時の時点ですでに1日の降雨量の記録が更新された。
消防当局によると、同市内で24日未明、路上生活者の男性(41)が排水溝の近くで犬を捜していて流され、行方が分からなくなった。犬は無事に見つかったが、当局は数時間後に男性の捜索をいったん打ち切り、水位が下がってから再開すると発表した。
サンアントニオから北東へ約400キロ離れたナバロ郡の一部では、23日から24日にかけて500ミリを超える雨を観測。セメントを運んでいた貨物列車が脱線したが、乗務員2人は脱出し、泳いで高い場所へ避難した。