メキシコから米国への移民、帰国者の数を下回る
もっとも、09~14年にかけて母国に戻ったメキシコ人の大半は自分の意思で帰国している。強制送還された人の割合は14%に過ぎない。
メキシコ国内では「米国のほうがいい生活ができる」との見方は今でも優勢だが、成人の3分の1は米国に行っても生活は変わらないと考えている。また、アメリカに魅力を感じない人も増えてきている。
メキシコ人はこれまで長きにわたり、米国への移民で最も大きな割合を占めてきた。だが、近年ではアジア系の割合がほぼ同じくらいになりつつある。