米民主党候補者討論会 矛先は共和党トランプ氏に

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
討論会にはマーティン・オマリー前メリーランド州知事も参加

討論会にはマーティン・オマリー前メリーランド州知事も参加

民主党支持の聴衆を前にクリントン氏は、「私たちが成し遂げた進歩を共和党が後戻りさせる事態は阻止しなければならない」と強調。「共和党は医療保険改革法を進展させるどころか廃止に追い込み、中堅層ではなく超富裕層や企業の税金をさらに優遇し、テロを非難する一方で搭乗拒否リストに記載された人物が銃を買うことを許し続けるだろう」と力説した。

大学の学費や学生ローンの負債、司法制度改革、警察の黒人に対する対応といった問題も討論のテーマになった。これはクリントン、オバマ両氏が激突した8年前の選挙戦では見られない傾向だった。左派系の進歩主義に傾くこうした傾向が本選にどう影響するかはまだ未知数だ。

「フォースが共にありますように」。クリントン氏はこの言葉で発言を締めくくった。実はその1時間ほど前、謎のフォースが作用する一幕が起きていた。

CMをはさんで再びテレビ画面に映し出された会場に、クリントン氏の姿はなかった。司会者がそのまま質問を始めたところへ、クリントン氏が30秒ほど遅れて「ソーリー」と笑いながら登場。不満そうだった聴衆はホッとした様子だった。

メールマガジン登録
見過ごしていた世界の動き一目でわかる

世界20億を超える人々にニュースを提供する米CNN。「CNN.co.jpメールマガジン」は、世界各地のCNN記者から届く記事を、日本語で毎日皆様にお届けします*。世界の最新情勢やトレンドを把握しておきたい人に有益なツールです。

*平日のみ、年末年始など一部期間除く。

「米大統領選2016」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]