米南部大荒れ、竜巻や洪水で数十人が死亡 暴風雪にも警戒
テキサス州のダラス・フォートワース国際空港は米連邦航空局(FAA)の指示で便の離発着を見合わせている。27日はサウスウエスト航空の70便、アメリカン航空の170便が欠航となった。
同州北部では気温も急激に変動した。最高気温は26日の28度から、27日には5度まで一気に低下。28日も厳しい寒さが続く見通し。
国立測候所はニューメキシコ州東部とテキサス州からオクラホマ州にかけての一帯に暴風雪警報を出した。28日夕刻にかけて20センチを超す積雪や、180センチ以上の吹きだまりが予想されている。
竜巻の事後処理に追われるテキサス州ダラスでも積雪が予想され、同州北部では引き続き水位の上昇にも警戒する必要がある。
ニューメキシコ州では27日朝までに40センチを超す積雪があり、複数の郡で道路が通行できなくなっている。州知事は同日、非常事態を宣言した。
オクラホマ州中部からカンザス州にかけては積雪に加えて暴風も予想され、27日午前の時点でオクラホマ州の少なくとも8000世帯が停電している。